詐欺まがいの情報商材
今日は失敗談を一つ。
ネットが社会が発達して久しいですが、それと共に詐欺まがいの案件も増加し続けています。残念ですが、一度苦い汁を飲まされると、全てが疑わしくなってきます。
実際、宣伝されているFX、アフィリエイト、仮想通貨投資、バイナリーオプション、転売、新ビジネス、〇〇〇クラブ、の殆どは儲かるどころか、商材費+準備費用(投資金など)でマイナスになる方が多い事でしょう。借金をしている方も多いかと。
「騙される方が悪いんだろ」というのは簡単ですが。確かに宣伝動画を見て、怪しい、根拠が曖昧などはあるものの、試しに・・・、という感じで購入してしまう心理状態は、今思えば冷静ではない、と反省しています。
しかも「全額返金保証」など謳っていたものなら、「まあ、いいか」という心理も出てきます。「絶対、儲かる」「90%以上の勝率」など、あり得ない事に夢や希望を抱いてしまう心理があります。買う前に調べればよいのですが、「あと1日で締め切り」と言ってせかします。あちらの戦術にはまってしまいます。
気づいたら、10万、20万、30万・・・と払ってしまった経験は、人生の中でも大きな転機となりました。つまり、そこで、FXにしろバイナリーにしろ、その仕組みについても調べ、実践してみてその難しさを知る事になるのです。
難しさを知ったならば、見る目も変わり、勧誘の電話が来た時、逆にその相手につっこむ事ができます。
例えばFX 「バックテストはどうなっているの?」「そのサインのシグナルは自動化すればいいのでは?」「システムにお金を出さなくても無料のEAがダウンロードできますよね」などなど。
そもそも、誇大な広告で「必ず儲かる」みたいな事を謳っている時点でアウト。本当にその通りになれば別ですが、ほとんどその様な物はないので、訴える対象になります。しかし、その様な販売業者は閉店も早く、交渉しようと思っても連絡できないのです。
そうなると、次は決済代行会社のインフォトップやクレジットカード会社と交渉という事になります。ここまで来ると抗弁書を書くよりも、弁護士と相談した方が早い、と決断する時も一つの手かな、と感じます。
弁護士に相談したら、決済代行会社やクレジットカード会社は、販売会社を審査した責任があり、共同責任が発生する、ということらしいです。ただ、現実は弁護士から話がいってもあちらのおかかえの顧問弁護士との話し合いになり、時間がかかります。
「投資は自己責任で」と言う方がいますが、それと詐欺は違います。はなから、騙そうとしている物が多いし、それは社会悪です。
ですから、そのような販売会社を平然と審査で通している決済代行会社やクレジットカード会社にも憤りを感じています。今後、集団訴訟の運動に参加する人が増えれば、お金が戻ってくる可能性は0ではない人々も多く出てくるでしょう。
もちろん有益な情報も時にはあります。ですが、そこでは事実を正直に最初から話しているので、逆に信頼が置けます。「60%~70%の勝率です」「このようなデメリットがあります」など。
胡散臭い商材は、大体パターンが決まっています。
・「100%勝てます」→あり得ない ・お金が増える根拠が乏しい
・感情に訴えてくる→不幸な身の上話など ・お金が儲かった後の生活をイメージさせる
・「少しの時間、作業するだけで~」→これもあり得ない
・ウォレットを作成したはいいが、出金できない(訳の分からない外国のものが多い)
まだまだあるでしょうが、とにかく良心のかけらもないので、アルバイトを使って動画を作成し、お金を集めて後はさよなら、といったパターンが非常に多いと見受けられます。
政治や警察も疎いので、法の整備が間に合ってませんが、被害にあった人々が声をあげて発信すれば、少しずつ弱者が救済される法律になるはずです。
心の傷はすぐには癒えませんが、その分、ハートが強くなった、と自負しています。正しい情報を知り、正しい判断が鉄則ですが、少しでもその様な姿に近づきたいです。